建物やそれらにまつわる「デザイン価値」を大切にしながら、沖縄らしい瓦屋根の「古民家」や平屋の「外人住宅」など沖縄の土地と文化を感じられる物件を独自の目線でセレクトする「沖縄不動産文庫」さんからの情報提供で記事を作成させていただいています。

今回ご紹介するのは、沖縄県の南部に位置する、漁業の町・糸満市にある物件。分譲タイプのマンションの最上階にあり、当初は事務所で分譲された空間をオーナーがセルフリノベーションし、住居として活用できるようにされています。

最上階には１世帯のみ。エレベーターで10階にあがると、玄関ドアの先にはすぐ土間フロアが広がっています。大きく広がるワンルームを緩やかに区切るのは、コンクリートブロックで間仕切りされたオープンなキッチン。フローリング仕上げのキッチンは15cmほどの小上がりになっていて、ステンレスのシンプルな調理台に2口コンロが設置されています。L字に囲む造り付けの木製カウンター台の厚みと鉄製の脚がバーカウンターを思わせます。ほどんどが、グレーと白のツートーン仕上げですが、3面採光のため、明るく開放的。男前でありながら、健康的な空間です。

こだわりのトグルスイッチや裸電球の証明など、くすぐるポイントが随所に散りばめられているので、見学の際に自身でも探されるのもよいかもしれません。最上階のため、目線を遮る建物がなく、遠くには海を臨むことができ、青空の景色を楽しめるのもなんだか優越感があります。夕暮れのサンセットも独り占めです。空間に適度な広さと開放感があるので、あとは自分で楽しめる。という方に、オススメです。

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物件情報・画像・文章提供：沖縄不動産文庫